2015年7月27日月曜日

バージョンアップの時の注意

 CACANi 1.1.8 から 1.1.10にアップデートされたとお知らせがきました。

 今度は、今、何本目の線を引いているかを指示してくれる数字も出るとかと、参照画像とまとめて一つのファイルを作成して入れておく機能が付いた模様。

 新バージョンをダウンロードしてインストールしようとしたら、エラーが;;


 どうやら、いちいちヘルプから認証解除を行い、新しいバージョンをインストール、再度プロダクトキーを入力して認証しないといけないようです。

 そして、ネットにつないでいなくても30日まで ? サブスクリプション延長で、オフラインでも使えるようになっています。

 少しずつ進化しているのがわかるソフトですね。

2015年7月22日水曜日

GIFアニメから動画のハードルはかなり高いです

 つらつらと、日本語で使い方をメモしてきたCACANiですが、動かすだけであれば、そう難しくはなかったでしょう。

 そして、書き出しに、直接GIFアニメにできるのがあるので、これも簡単。

 このブログにも、GIFアニメをいくつか載せてきた通りです。


 しかし、これをyoutubeなどで公開できる形にするには、どうしたものか?


 まず、背景。


 これは、参照フレームに背景画像を読み込んで表示すれば、とりあえず、画面には表示できます。

 しかし、エクスポートすると消えてしまいます;;


 画面に出るんだから! 画面をキャプチャーすれば?


 ということで、アマレコTV を用意。キャプチャーしてみました。


  背景付きになりました。

 しかし、参照フレーム全てに背景を入れていくのは手間でした。

 問題ありありです。

 簡易的には、これで十分楽しめるので、自分で作ったアニメが動いて、背景も付く! だけなら、これがおそらく、一番簡単です。





 もう少しきちんと作るには、やはり、撮影用のソフトは使わないと無理でしょうか?


 それと、まだ、音がありません。

 これは編集ソフトを使うしかなさそうですね。

 今回作った背景をつける実験アニメ。

 キャプチャーだけでは、アップロード公開できる状態になっていなかったので、結局、編集ソフトを使いました。 でもまだ、無音です^^




2015年7月20日月曜日

グループ化とボーンツール

CACANi 1.1 のグループ化とボーンツールについて、もう少し。

 いくつかのストロークをグループ化して、ボーンツールを使って動かすことで、作業の手間をはぶいたり、振り子運動させることができたりします。

●ストロークのグループ化

 選択ツールを使ってストロークを選択すると、選択されたストロークを囲む青いボックスが現れます。
 このとき、必ず、一つのレイヤーの上にあるストロークだけを選択します。別々のレイヤーにあるストロークが混じると、グループ化できません。

 選択部分で右クリックするとメニューが現れます。

 反転するなどのメニューの下の方に、
[Create Mask](マスクを作成する)(マスク化されると、青いボックスが、緑色のボックスに変化する)
[Create Clipping Mask](クリッピングマスクを作成する)(グループ化されると、青いボックスが、紫色のボックスに変化する)
[Create Group](グループ化する)(グループ化されると、青いボックスが、オレンジ色のボックスに変化する)

 というメニューが出るので、[Create Group]を選択する。

 グループ化されると、青いボックスが、オレンジ色のボックスに変化します。
 個々のストロークについてグループ化するには、[Group Each Stroke]にカーソルを合わせ、さらに現れたメニューから[as a Group]を選択します。


 グループを解除する時は、ボックスの中を右クリックし、[Ungroup]を選択します。



●ボーンツール

 ストロークをグループ化します。


 ボーンツールを選択し、グループ化したストロークをクリックすると、グループ化したストロークのまわりにオレンジの枠が、次のキーフレームの対応するグループのまわりに緑の枠が現れます。






 グループ化された部分の上部などの適当な位置をクリック、ドラッグして対応する次のキーフレームの相応の位置にマウスボタンを押したまま動かし、ボタンをはなします。





 現れた青い点線を、動かしたい曲線に変化させます。





 位置が決まったらクリックすると、オレンジ色の補助線が消えます。





 今度は、グループ化された部分の下部などの適当な位置をクリック、先ほどと同じように操作して、二ヶ所めの運動を決めます。





◎複数のボーンの同期

 さらに、複数のボーンを同期させます。

 ボーンはグループ同士の間にしか設定できないので、さらにボーンを設定したい部分のストロークをグループ化しておきます。(ストロークが一本だけでもグループ化できます)

 グループ化されたストロークをクリックし、[Ctrl]キーを押すと、先ほど設定した部分のボーンが薄い緑色の点線で表示されます。





 薄い緑色の点線で示されたボーンをクリックすると、青い点線に変わります。これが一ヶ所目の運動になります。これで、運動が同期されます。





 先ほどと同じようにして、もう一ヶ所の運動を決めます。






 ボーン設定前の動き

ボーン設定後の動き



特徴点ツールの使い方

CACANi  1.1 特徴点ツールの使い方をもう少し。

■特徴点ツールの使い方

 キーフレーム1とキーフレーム2にアニメーションの始まりと終わりの絵を描きます。

 そのままアニメーションするとこうなります。

キーフレーム1をカレントフレームにし、特徴点ツールを選択。

 一致させたい特徴点を含むストロークをクリックで選択。


 特徴点ツールのプロパティ、左から二番目の[Auto Feature Points Of Selected Curve]をクリック。

→特徴点を示す点と、特徴点同士をつなぐ青い点線が現れます。


 特徴点をドラッグで移動すると、青い点線も移動します。
 特徴点から特徴点に動かしたいように点線を整えます。




 特徴点を追加したい時は、ストローク内の追加したい位置を右クリックし、[Add Feature Point]をクリックします。

 特徴点ツールのプロパティ、左から三番目の[Auto Feature Points Of All Curves]をクリックすれば、すべてのストロークの特徴点が一度に作成されます。
 この場合、順番にストロークをクリックして対応するストロークと特徴点と青い線を表示し、順番に直していきます。

 特徴点ツールのプロパティの[Match All Feature Points]にチェックを入れておくと、ストローク内にあるすべての特徴点が表示されます。


→動きが変化しました。



2015年7月19日日曜日

CACANi日本語自家マニュアル――彩色、書き出し2 自動色塗りパネル、エキスポートイメージウインドウ

■自動色塗りパネル


①全てのセル

 全てのセルに適用するかどうかをチェックボックスでオン/オフします。

②既存の色を置換する

 オンになっていると、新しく塗った色で既存の色が上書きされます。

③後のフレームを自動カラー

 他のフレームを自動的に着色します。
 全てのフレームにチェックが入っていれば全てのフレームに適応されます。

④アクティブフレームを自動カラー

 アクティブフレームを、隣接するフレームの色情報など基づいて自動的に着色します。

⑤全てのフレーム

 全てのフレームに適用するかどうかをチェックボックスでオン/オフします。

⑥選択したフレームを除く

⑦全ての色を復元する

⑧全ての色を消す

 全ての着色を消します。
 全てのフレームにチェックが入っていれば全てのフレームに適応されます。




◎まず、任意のフレームを選択して色を塗ります。
 塗ったフレームをアクティブフレームにし、自動色塗りパネルの、「後のフレームを自動カラー」をクリックします。
 この時、「全てのフレーム」にチェックが入っていれば、全てのレイヤーが自動的に着色されます。


■書き出し


 メニューバーの[ファイル]-[画像をエクスポート]で、エキスポートイメージウィンドウが開きます。




①エキスポートする場所
②ファイル名
③保存形式(.png .jpg .bmp .tiff  .tga .svg .gif形式から選択)
④命名規則
⑤カンバスビュー、⑥カメラビューの選択
⑦解像度選択
⑧幅と高さ
⑨FPS 
⑩Duplicate(複製する数)
⑪比率固定(Lock Proportions)するかのチェック
⑫アンチエイリアスするか
⑬ストロークをレンダリングするか
⑭トリムオフセット(Trim Offsets )(有効にすると、見える情報がないフレームは書き出しされません)
⑮背景(有効にすると背景がつきます。右の色選択ボックスから背景色を選べます)
⑯どのフレームをエキスポートするか(アクティブフレーム、全てのフレーム、選択したフレームからの三択)
⑰ストロークの太さを変えるか(チェックを入れて変える場合は1%から300%の間で指定)
⑱ストロークの色を変えるか(チェックを入れて変える場合は右の色選択ボックスから色を選択)
⑲色の変更(チェックを入れて変える場合は右の色選択ボックスから色を選択)


 それぞれを指定して、[OK]をクリックすれば、できあがったアニメーションを書き出すことができます。


CACANi日本語自家マニュアル――彩色、書き出し1 カラーツール

■カラーツール

①クロスレイヤーペイントツール

 ストロークで閉じられた部分に色をつけることができます。
 ストロークが、複数のレイヤーにまたがっていても彩色することができます。
 クリックで着色、右クリックで色を消します。

◎クロスレイヤーペイントツールのプロパティ

①既存の色を置換する

 オンにしていると、既存の色を新しく上から塗った色で置換します。

②色選択ボックス

 カーソルを合わせると、クイックアクセスパレットが現れます。ポインタを動かして色を選択し、クリックすることで、彩色の色を選べます。
 また、ボックスをダブルクリックするとカラーピッカーウィンドウが表示されます。任意の色を選び、[OK]をクリックすることで、彩色の色を選べます。

(カラーパネルの一段目と二段目の8つのマスがクイックアクセスパレットです。ここには一段目に線の色を、二段目に彩色に使う色を登録しておき、簡単に使うことができるようになっています。色を登録するには、色を選択した後、[Alt]キーを押しながら登録したいマスをクリックします)


●セルフレイヤーペイントツール

 単一のレイヤー上の、ストロークで閉じられた部分に色をつけることができます。
 閉じられた部分を構成する全てのストロークが同じ一つのレイヤー上になければいけません。
 着色した色の情報が同じレイヤー上に保存されます。
 クリックで着色、右クリックで色を消します。

◎セルフレイヤーペイントツールのプロパティ

 セルフレイヤーペイントツールのプロパティは、クロスレイヤーペイントツールのプロパティと同様です。


●グラデーションツール


◎グラデーションツールのプロパティ


a グラデーションスライダーバー

 グラデーションマーカーを使って、グラデーションさせる色と度合いを選択します。
 色を選択し、バーの上の■をクリックすると、その色がグラデーションの色として選択されます。
 バーの下の▲を左右に移動することで、グラデーションの度合いを変更できます。

 グラデーションを着色する時は、目的の部分でカーソルをクリックし、変化させたい方向にドラッグした後、放します。


b 選択したグラデーションマーカーを消去する(Remove selected gradient marker)

c 線形グラデーション(Linear gradient)

d 放射グラデーション(Radial gradient)

e クロスレイヤー部分優先(Cross Layer Region First)

f セルフレイヤー部分優先(Self Layer Region First)


●カラーピッカーツール

 カンバス上のどこからでも、左クリックで色を選択することができます。

 メニューバーの[ツール]-[色参照ウインドー]で色参照ウインドーを開き、参照ファイルを読み込み、そこから色をピックアップすることもできます。

CACANi日本語自家マニュアル――アニメーション編集ツール

■アニメーション編集ツール

 ツールバーの2種類のアニメーション編集ツールについてです。

 ●特徴点ツール(Feature Point Tool)

 キーフレーム同士の対応する特徴点について各種の指示を与えることで、中割りフレームのストロークの変形を調節することができます。
 実際の使用は非常に複雑ですが、アニメーションに関しての強力な機能を持っています。

◎特徴点ツールのプロパティ


 ①Remove All Feature Points Of Curve

全ての特徴点を消去する。

②Auto Feature Points Of Selected Curve

選択した曲線の特徴点を自動的につける。
③Auto Feature Points Of All Curves

すべての曲線の特徴点を自動的につける。

④Match All Feature Points

すべての特徴点をマッチさせる。左のチェックボックスでオン/オフ。


 ●ボーンツール



 いくつかのストロークをまとめてグループ化し、ボーンをつけて動かすことで、複雑な動きを簡単につけることができます。
 使用に関してはストロークのグループ化などについても知っておく必要があります。


◎ボーンツールのプロパティ


①ボーンを削除する

②ポイント

 作成したパスに含まれる点の数を指定する。

③ボーン長さを保つ

④パスをロックする

⑤ストローク編集モード

 ポイント選択ツールのストローク編集モードとほぼ同じです。

・スムーズ編集モード

 データポイントを移動することでストロークを修正できます。

・コントロールポイント編集モード

 データポイントを通るストロークの角度などを修正することができます。

・固定点・連結点(Fixed end)編集モード

 ストロークを描き始めの点と描き終わりの2点だけにし、選択していない方を固定し、選択した方を動かすことで、ストロークを、固定した点を中心に変形させることができます。

⑥ボーンの回転指定

・Set Path Small Rotation

180°未満の角度の回転に基づいて中割りを作成します。

・Set Path Middle Rotation

180°以上360°未満の角度の回転に基づいて中割りを作成します。

・Set Path Large Rotation

360°以上540°未満の角度の回転に基づいて中割りを作成します。

CACANi日本語自家マニュアル――ライトテーブルパネル

●ライトテーブルパネル

 ライトテーブルパネルからはオニオンスキンでの表示を指定できます。


①ライトボックス表示指示

②ライトボックス表示モード

③カラー選択ボックス 3種類

④参照フレーム

⑤オニオンスキンフレームナンバー

⑥オニオンスキン不透明度バー

⑦マスターオニオンスキン不透明度バー

⑧不透明度プリセットメニュー

⑨詳細設定メニュー

⑩リセットメニュー

⑪オフペグリセット

⑫オフペグ消去

--------------------

①ライトボックス表示指示

 そのフレームの絵をオニオンスキンの時に表示するかどうかをオン/オフで指定できます。

②ライトボックス表示モード

 透明度とTint(色合い) の2つのモードからライトボックスの表示を選べます。

③カラー選択ボックス

 オニオンスキン表示時に、表示する色を選択できます。
 カレントフレームより前のフレームの表示色を左、カレントフレームから後のフレームの表示色を右のボックスから選べます。
 さらに右のボックスからは、各オフペグの表示色を選べます。

 このボックスをダブルクリックするとカラーピッカーウィンドウが表示されます。任意の色を選び、[OK]をクリックすることで、表示色を選べます。

④参照フレーム

 オレンジ色の▼を移動して、ストロークを一致させる参照フレームを指定できます。

⑤オニオンスキンフレームナンバー

 フレームの番号が表示されます。

⑥オニオンスキン不透明度バー

 バーを上下にドラッグすることで、そのフレームのオニオンスキン表示の不透明度を変更することができます。


⑦マスターオニオンスキン不透明度バー

バーを上下にドラッグすることで、フレーム全体のオニオンスキン表示の不透明度の最大値を変更することができます。

⑧不透明度プリセットメニュー

 前後のフレームの不透明度の変化のしかたを、Linear(線形)Steep(急)Gentle(穏やか)から、事前に決めておくことができます。

⑨追加設定メニュー(Settings)

 Show KeyFrames Only(キーフレームだけを表示)と、Wrap Frames(最後のフレームに最初のフレームを続ける)の2つのメニューを追加で設定できます。

⑩リセットメニュー

 オニオンスキン表示で設定した色を、初期の色に戻します。

⑪オフペグリセット

⑫オフペグ消去


(セルシステムで、オニオンスキンにしたときに表示されるように青い小さな丸印でチェックしたフレームがオフペグのところに入ります)

2015年7月18日土曜日

CACANi日本語自家マニュアル――領域色表示オプション

●ディスプレイプロパティのColor Region View Options(領域色表示オプション)

 彩色をするためには、すべての隙間がきちんと処理されている必要があります。
 その前段階としてのクリーンアップの際に、ディスプレイプロパティの領域色表示オプションを使用して、適切な隙間処理が行われているかを確認しておきます。


 以下の絵では、左の4つの丸が別のレイヤーに描いてあります。
 以下の5つの領域色表示を選択できます。


◎領域色表示しない



◎領域色表示

◎セルフ領域をチェックする
◎色領域区別
◎セルフ領域区別

◎彩色チェック

(注・セルフ領域というのは、一つのレイヤーに描かれたストロークのみで囲まれた部分です)


CACANi日本語自家マニュアル――描画の修正(含むクリーンアップ)

■ストローク編集ツール

 ストローク編集ツールは、クリーンアップとストロークの見え方を調整する時に使います。
 彩色をする準備として、非常に重要です。

①セグメントツール
②フリーセグメントツール
③クリーンアップツール
④線幅ツール

の4つのツールがあります。

①セグメントツール

 他のストロークと交差する事によって作成された(セグメントとなっている)ストロークの見え方を変えることができます。

◎セグメントツールのプロパティ

a サイズ

 セグメントツールのポインタのサイズを指定できます。最大30ピクセル。

b 線指定

 ストロークをどの線に変更するかを指定できます。
 普通線、陰線、通過線の中から選択します。

c 指定方法

 ポイントで指定するか、線で選択するか、囲みに入った部分で選択するかを選べます。




②フリーセグメントツール

 他のストロークと関係なくストロークの部分の見え方を変えることができます。

◎フリーセグメントツールのプロパティ


a サイズ

 セグメントツールのポインタのサイズを指定できます。最大30ピクセル。

b 線指定

 ストロークをどの線に変更するかを指定できます。
 普通線、陰線、通過線の中から選択します。




③クリーンアップツール

 ストローク同士がきちんとくっつきあって囲まれた部分を作るように修正するツールです。


◎クリーンアップツールのプロパティ


a クリーンアップモードの選択

 クリーンアップ、隙間を接続のみ、突き出た線尾を消すのみ の3つから作業を選択できます。

「クリーンアップ」を選択すると、隙間を接続、突き出た線尾を消すの両方の作業が一度に行われます。



b サイズ

 c の「全てのストローク」でどのぐらいまでの範囲をクリーンアップするかを指定します。最大30ピクセル。

c 全てのストローク

 b で指定した距離以内にある、画面に描かれている全てのストロークを 一度にクリーンアップします。場合によっては、意図しない線同士がくっついてしまうこともあるので注意が必要です。

d Keep Gap Invisible

 オンになっていると、線の隙間が陰線で接続されます。

e 延長のみ

f Lasso(投げ縄)

 オンになっていると、投げ縄で部分を指定します。オフだと、円選択です。



④線幅ツール

 データ・ポイントをクリックし、左右にドラッグすることで、ストロークの線幅を変化させることができます。


◎線幅ツールのプロパティ


a 幅

 選ばれたストロークの最大幅を指定することができます。

b 範囲

 ストロークの幅の変更で影響を受ける隣接したデータ・ポイントの数を指定します。
 幅を調整した後、なめらかな幅の変化になるように、ポイント選択ツールを使用して、データ・ポイントを少々動かす必要があるのを忘れずに。

c Smoothing

 スムージング。(左のチェックボックスでオン/オフ)

2015年7月17日金曜日

CACANi日本語自家マニュアル――選択ツール

■選択ツール
 ツールパネルの一番上の2つです。

●線選択ツール

 ストロークとグループを選択、さらに移動したり変形したり回転する事ができます。
 要素をクリックしたり、選択ボックスをドラッグして選択します。
 要素が選択されると、それを取り囲むボックスが現れます。

 選択した要素を移動する時は、マウスポインタが手のひらの形になったときにドラッグします。
 選択されていない部分をクリックすると、選択は解除されます。

 [Sift]キーを押しながら拡大・縮小すると、選択部分の縦横比が維持されます。

 ボックスから出ている黄緑のハンドルで選択した要素を回転させると、オレンジ色の小さな丸(アンカー)を中心に回転します。アンカーは、クリックしてドラッグすれば移動できます。



◎線選択ツールのプロパティ






選択モード

①線選択モード( Line Selection Mode )

 選択したいストロークにかかるようにカーソルをドラッグすることで、そのストロークを選択することが出来ます。

②部分選択モード( Region Selection Mode )

 カーソルで描いた領域にかかったストロークを、ストロークの一部がかかったものまですべて選択することができます。

③四角形選択ツール( Rectagular Selection Mode )

 カーソルで描いた長方形にかかったストロークを、ストロークの一部が長方形にかかったものまですべて選択することができます。




④色領域適応

 オンになっている時、ストロークを変形、移動、回転すると、色領域の着色が更新されます。

⑤サイズ

 選択したストロークの最大幅を指定することができます。

⑥透明度

 選択したストロークの透明度を入力して指定できます。単位は%

⑦線色選択ボックス(Stroke Colour Selection Box)

 このボックスをダブルクリックするとカラーピッカーウィンドウが表示されます。任意の色を選び、[OK]をクリックすることで、線の色を選べます。

⑧リサイジングアンカー( Resizing Anchor )位置選択

 9つの点から選ぶことで、回転の中心になるアンカー(オレンジの小さな丸)の位置を変えることができます。
 アンカーはドラッグで移動することもできます。

⑨幅と高さ(サイズ変更用)

 選択したストロークを囲む長方形を、W(幅)とH(高さ)を指定して、変形、サイズ変更させることができます。単位はピクセル。


⑩アスペクト比維持

 チェックを入れると、拡大、縮小したときの幅と高さのアスペクト比が維持されます。

⑪X,Y座標(移動用)

 移動するX,Y座標(Xが左右、Yが上下)の量をピクセル単位で指定して、選択したストロークを囲む長方形を移動させることができます。

⑫回転の角度

 選択したストロークを囲む長方形を、角度を指定して、オレンジの小さな丸を中心にして、回転させることができます。+方向が時計回り、マイナス方向が反時計回り。

⑬トレス色変更

 選択した線を、ノーマル、赤、緑、青、シアン、ピンク、イエローの各色トレス線に変更することができます。


●ポイント選択ツール

 ポイント選択ツールを使用すると、ストロークが含む点(データポイント)を選択し、移動することで線を修正することができます。(スムーズ編集モードの場合)

 ストロークをクリックすると、そのストロークが含んでいる点(データポイント)が蛍光黄緑色で現れます。修正したい点にカーソルを合わせるとオレンジ色に変わります。そのオレンジ色の点をクリックし、ドラッグすることでストロークを変形、修正することができます。(スムーズ編集モードの場合)

 データポイントを増やしたい時は、[Alt]キーを押しながらデータポイントを追加したい位置をクリックするか、データポイントを追加したい位置を右クリックして[Add Point]を選択します。ここで、[Break Curve]を選ぶと、ストロークを二本に切ることができます。

 データポイントを減らしたい時は、[Alt]キーを押しながら消したいデータポイントをクリックします。消したいデータポイントを右クリックして[Remove Point]を選択しても消すことができます。

[Remove Point(reinterpolate)]と[Remove Point(subdivide)]では、[Remove Point(subdivide)]がデータポイントを消したセグメントだけを修正するのに対し、[Remove Point(reinterpolate)]はストローク全体をより円滑にするように修正します。


◎ポイント選択ツールのプロパティ





①スムーズ編集モード

 データポイントを移動することでストロークを修正できます。

②コントロールポイント編集モード

 データポイントを通るストロークの角度などを修正することができます。

③固定点・連結点(Fixed end)編集モード

 ストロークを描き始めの点と描き終わりの2点だけにし、選択していない方を固定し、選択した方

を動かすことで、ストロークを、固定した点を中心に変形させることができます。


④Influence

 修正の影響範囲を指定できます。最大100。
 スムーズ編集モード0にすると、選択して移動したデータポイントの左右だけが影響を受けます。

⑤Auto Select Stroke

 ストロークをクリックしなくても、カーソルを合わせただけで、ストロークを自動的に選択します。(左のチェックボックスでオン/オフ)





2015年7月11日土曜日

CACANi日本語自家マニュアル――ディスプレイプロパティ

■ディスプレイプロパティ

 トップバーの中央あたりにあるディスプレイプロパティバーからは、カンバスの表示に関連する指定ができます。


●ディスプレイプロパティバー






①カメラフレーム

 オンになっていると、カメラフレームが表示されます。
 青と赤の長方形。
 青線内は安全にカメラフレームにおさまり、赤線が境界部分となります。

②カンバスグリッドオプション

 カンバスに、[グリッド]および[フィールドチャート]を表示するかどうかを選択できます。

③線幅表示

 オンになっていると、ストロークの線幅を表示します。
 オフの時は、ストロークの線の骨格だけを表示します。
 ストロークの骨格線の幅は、左下のSkeletonの左のボックス⑬から指定できます。最小1.0ピクセル、最大3.0ピクセル。

④線方向表示

 オンになっていると、線選択ツールで選択されたストロークに、描かれた方向を示すオレンジ色の矢印が出ます。異なるフレーム同士のストロークで、描く方向を一致させる参考になります。

⑤陰線と通過線表示

 オンになっていると、陰線をオレンジ色、通過線を紫色で表示します。

⑥アクティブレイヤー以外の表示を薄くする

 オンになっていると、選択されていないレイヤーは薄く表示されます。
 これにより、描画する特定の場所に集中することができます。

⑦隙間表示

 オンになっていると、他のストロークに吸着されていないストロークの端が、明るいオレンジ色で表示されます。

⑧通過線表示モード

 オンになっていると、通過線だけが濃く表示されます。


⑨色トレス表示

 オンになっていると、赤、緑、青、シアン、ピンク、黄色の各色の色トレス線を表示します。

⑩レイヤータグ色表示

 オンになっていると、そのレイヤーにあるストロークを、そのレイヤーのタグの色で表示します。

⑪ライトテーブル

 オンになっていると、オニオンスキンを表示します。

⑫Color Region View Options(領域色表示オプション)

  領域色表示しない
  領域色表示
  セルフ領域をチェックする
  色領域区別
  セルフ領域区別
  彩色チェック

  この5つの領域色表示を選択できます。彩色の時に役に立ちます。


CACANi日本語自家マニュアル――描画コントロール




■描画コントロールバー(ドローイングコントロール)

 CACANi1.1の描画コントロールについてです。
 右上二段目の描画コントロールバー(ドローイングコントロール)から、描画に関連する指定ができます。



①Cling to Stroke Mode
オンにすると、カーソルは最も近いストロークに吸着されます。

②Cling to Stroke End Mode
オンにすると、カーソルは最も近いストロークの端に吸着されます。

 ★吸着範囲はスクリーンのピクセルに基づいて調節されます。(再生バーの右で、吸着範囲を指定できます)
  大きく拡大している時は、吸着範囲が少なくなるので注意。

③全てのレイヤー

 ストロークを選択する時、ここがオンになっていると、全てのレイヤーのストロークを選択することができます。オフだと、カレントレイヤーのストロークだけが選択されます。

④新規ストロークインデックスモード

 オンにすると、中割りの時、ストローク同士の対応がないストロークが無視されます。そして、新たに描かれたストロークには新しいインデックスナンバーが割り当てられます。


⑤自動グループモード

⑥自動色復元モード

⑦取り消す([Ctrl]+[Z]キー)

⑧やり直し([Ctrl]+[Y]キー)

CACANi日本語自家マニュアル――描画5

 引き続き、CACANi1.1で、描画に使う、描画ツールの中の各ツールについてです。
 消しゴムツール3種類。


●消しゴムツール

 ストロークを部分的に消すことができます。

◎消しゴムツールのプロパティ






①幅 消しゴムをかける幅を入力して指定できます。単位はピクセル。最大30.0ピクセル。

②Round Ends チェックすると、消した後のストロークの先端を丸くすることができます。

③Erase From Ends チェックすると、ストロークは端からだけ消去できるようになります。

④Pressure Sensitive チェックすると、筆圧対応になります。


●セグメントイレイサーツール

 消しゴムをかけたセグメントにあるストロークだけを消すことができます。

 プロパティから、消しゴムをかける幅だけを入力して指定できます。単位はピクセル。最大30.0ピクセル。


●ストロークイレイサーツール

 消しゴムをかけたストロークすべてを消すことができます。

 プロパティから、消しゴムをかける幅だけを入力して指定できます。単位はピクセル。最大30.0ピクセル。


CACANi日本語自家マニュアル――描画4

 引き続き、CACANi1.1で、描画に使う、描画ツールの中の各ツールについてです。


●楕円形ツール

 ドラッグで形と大きさを決めて、楕円形を描くことができます。
 [Ctrl]キーを押しながら描くと円が描けます。


◎楕円形ツールのプロパティ






①幅 最大線幅を入力して指定できます。単位はピクセル。最大30.0ピクセル。

②透明度 透明度を入力して指定できます。単位は%

③Fixed Dimension チェックを入れると、右のW(幅)とH(高さ)で幅と高さのピクセル数を指定した楕円形だけが作成できます。

④アスペクト比維持 チェックを入れると、幅と高さのアスペクト比が維持されます。

⑤Start From Center チェックを入れると、中心から描き始めます。入れないと描き始めは左右の端になります。


⑥線色選択ボックス(Stroke Colour Selection Box)

 このボックスをダブルクリックするとカラーピッカーウィンドウが表示されます。任意の色を選び、[OK]をクリックすることで、線の色を選べます。

⑦ストロークレンダリングモードを選択できます。

   ・普通線モード
   ・陰線モード
   ・通過線モード


●多角形ツール(Polygon Tool)

 ドラッグで形と大きさを決めて、多角形を描くことができます。
 [Ctrl]キーを押しながら描くと正多角形が描けます。





①幅 最大線幅を入力して指定できます。単位はピクセル。最大30.0ピクセル。

②透明度 透明度を入力して指定できます。単位は%

③Fixed Dimension チェックを入れると、右のW(幅)とH(高さ)で幅と高さのピクセル数を指定した楕円形だけが作成できます。

④アスペクト比維持 チェックを入れると、幅と高さのアスペクト比が維持されます。

⑤Start From Center チェックを入れると、中心から描き始めます。入れないと描き始めは左右の端になります。

⑥No. of Sides 多角形の辺の数。3を指定すれば三角形、5を指定すれば五角形になります。

⑦線色選択ボックス(Stroke Colour Selection Box)

 このボックスをダブルクリックするとカラーピッカーウィンドウが表示されます。任意の色を選び、[OK]をクリックすることで、線の色を選べます。

⑧ストロークレンダリングモードを選択できます。

   ・普通線モード
   ・陰線モード
   ・通過線モード



2015年7月8日水曜日

CACANi日本語自家マニュアル――描画3

 引き続き、CACANi1.1で、描画に使う、描画ツールの中の各ツールについてです。

■描画ツール

●シングルカーブツール

 起点と終点を指定してカーブをつける方法で、単純な曲線を描くことができます。
 カーブをつける時に、[[]キー、[]]キーをクリックすることで、Curvatureを変化させ、ふくらみを減らしたり膨張させたりもできます。


◎シングルカーブツールのプロパティ


①幅 最大線幅を入力して指定できます。単位はピクセル。最大30.0ピクセル。

②Curvature Curvatureをを入力して指定できます。

③透明度 透明度を入力して指定できます。単位は%

④ポイント カーブが含む点の数を指定できます。

⑤線色選択ボックス(Stroke Colour Selection Box)

 このボックスをダブルクリックするとカラーピッカーウィンドウが表示されます。任意の色を選び、[OK]をクリックすることで、線の色を選べます。

⑥ストロークレンダリングモード、色分解(カラーセパレーション)モードを選択できます。

⑦自動方向(Auto Direction) (実験機能)



●カーブツール

 マウスでクリックしていくことで、複雑な曲線を描いていくことができます。
 [X]キーを押しながらクリックすると、鋭角をつけることができます。
 線の終了は、ダブルクリックです。右クリックだと、一つ前の点までで終了します。

 プロパティはシングルカーブツールのプロパティ参照。

●ベジエツール

 ベジエ曲線を描くことができます。クリックで開始、クリックやドラッグでつなげて、右クリックで終了。
 ベジエ曲線についての説明は、他に譲ります。
 プロパティはシングルカーブツールのプロパティ参照。

CACANi日本語自家マニュアル――描画2

 CACANi1.1で描画に使う、描画ツールの中の各ツールについてです。


■描画ツール

●ブラシツール

 カンバスの上に自由に線を描くことができます。
 筆圧感知機能あり。
(線幅は、ディスプレイプロパティバーの[線幅表示]がオンになっていないとわからないので注意)


◎ブラシツールのプロパティ



①サイズ 最大線幅を入力して指定できます。単位はピクセル。最大30.0ピクセル。

②最小幅 最小線幅を入力して指定できます。単位は%

③透明度 透明度を入力して指定できます。単位は%

④スムージング

 線をどの程度スムージングするか指定できます。数値が大きいほど線はスムーズになり、線に含まれる点の数が少なくなります。

⑤線色選択ボックス(Stroke Colour Selection Box)

 このボックスをダブルクリックするとカラーピッカーウィンドウが表示されます。任意の色を選び、[OK]をクリックすることで、線の色を選べます。

⑥ストロークレンダリングモード、色分解(カラーセパレーション)モードを選択できます。

a 普通線モード

  通常の線を引くことができます。
  通常の線は閉じた部分を作ることができます。

b 陰線モード

  裏側に隠れている部分などの、見えない線(陰線)を引くことができます。
  陰線は見えませんが、閉じた部分を作ることができます。
  陰線は、オレンジ色の線で描かれます。

c 通過線モード

  見えない線(通過線)を引くことができます。
  通過線は閉じた部分を作ることができません。
  通過線は紫色の線で描かれます。

d 色分解(カラーセパレーション)モード

  以下の6種類の色分解モードがあります。

  赤色トレスモード
  緑色トレスモード
  青色トレスモード
  シアン色トレスモード
  ピンク色トレスモード
  黄色トレスモード

 
⑦自動方向(Auto Direction) (実験機能)

  描かれたストロークの方向を予想します。
  予想できないとエラーとなる。
 (逆方向から線を描いてしまった時に自動修正してくれます)

⑧Invisible Gaps

  ストロークを描き終わった時、近くに他のストロークがあった場合、描いたストロークは拡張され、見えないセグメントで近くの他のストロークとつなげられます。


⑨Drawing Modes

 クリックし、下記の4つのドローイングモードから選択することができます。

  ・ノーマルドローイングモード(Normal Drawing Mode)

     通常のドローイングモード

  ・格子ドローイングモード(Grid Drawing Mode)

    垂直か真横の線だけが引けます。

  ・平行ドローイングモード(Parallel Drawing Mode)

    指定した角度の平行線だけを引くことができます。
    指定するときは、⑩[Edit Drawing Mode Parameters]をクリックし、カンバスをドラッグします。

  ・放射ドローイングモード(Radial Drawing Mode)

    回転中心から放射される線だけを引くことができます。
    回転中心は、⑩[Edit Drawing Mode Parameters]をクリックし、カンバスをクリックすることで指定しなおせます。
     

⑩ドローイングモード編集パラメータ(Edit Drawing Mode Parameters)


2015年7月7日火曜日

CACANi日本語自家マニュアル――描画1

 CACANi1.1の描画について。
 参照レイヤーに画像を読み込む、ラフレイヤーに下描きをするなどした後、キーフレームのドローイングレイヤー(単にレイヤーとも呼びます)に、(中割りできるようにするために、)基本的に同じ書き順・同じ線の数で、クリーンアップして描きます。
「同じ書き順・同じ線の数で」というところが非常に重要です。

 どのフレームの、どのレイヤーに描いているのかを、常に意識しておく必要があります。
 また、どの位置に、どんな太さで描いているかも把握しておきましょう。


■カンバスの操作

◎カンバスの拡大・縮小

 ツールパネルの「虫眼鏡マーク」(ズームツール)を選択し、カンバスを左右にドラッグすれば拡大・縮小できます。
 ツールバーの[表示]-[拡大表示]で拡大、[表示]-[縮小表示]で縮小できます。

 マウスホイールの回転でもカンバスを拡大・縮小できます。

 他にも、ナビゲーターパネルから拡大・縮小する方法、ショートカットを使う方法もあります。

◎カンバスの移動

 ツールパネルの「手のひらマーク」(手のひらツール)を選択し、カンバスをドラッグすれば移動できます。

 他にも、ナビゲーターパネルから移動する方法もあります。

◎カンバスの回転

 ツールパネルの下の方の「回転マーク」(回転ツール)を選択し、カンバスを左右にドラッグすれば回転できます。

 ツールバーの[表示]-[右回転]、[表示]-[左回転]でも回転できます。

 他にも、ナビゲーターパネルから回転する方法、ショートカットを使う方法もあります。







■ツールパネル

 ツールパネルのスペースを大きくすると、7種類に分けられていることがわかります。





①選択ツール

 ・線選択ツール
 ・ポイント選択ツール

②描画ツール

 ・ブラシツール
 ・シングルカーブツール
 ・カーブツール
 ・ベジエツール
 ・楕円形ツール
 ・多角形ツール
 ・消しゴムツール
 ・セグメントイレイサーツール
 ・ストロークイレイサーツール


③アニメーション編集ツール

 ・特徴点ツール
 ・ボーンツール

④ストローク編集ツール

 ・セグメントツール
 ・フリーセグメントツール
 ・クリーンアップツール
 ・線幅ツール

⑤カラーツール

 ・クロスレイヤーペイントツール
 ・セルフレイヤーペイントツール
 ・グラデーションツール
 ・カラーピッカーツール

⑥カンバスナビゲーションツール

 ・ズームツール
 ・手のひらツール
 ・回転ツール

⑦構成ツール(コンフィギュレーションツール)

 ・カメラツール
 ・ペグツール

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 描画で使うのは、②描画ツール の中の各種のツールです。

2015年7月6日月曜日

CACANi日本語自家マニュアル――セルシステム3

 CACANi で、セルシステムによって何が可能になっているかは、見た方が理解しやすい。


 セルシステムにより、セルごとに異なるタイミングのフレームをキーフレームにできるので、動きの異なるものを一つの画面の中に表現することができます。



 セル1に円がはねる動きを中割りしてあります。
 セル2に円が転がる動きを中割りしてあります。

 このように、同じ画面の中に異なるタイミングで異なる動きをするものを収めることができます。


2015年7月5日日曜日

CACANi日本語自家マニュアル――タイミングパネル

CACANi 1.1 タイミングパネル






①左に中割りフレームを挿入

②右に中割りフレームを挿入

③どのレイヤーに対する処理かが表示される

④カレントフレームを削除する

⑤全ての中割りフレームを削除する


⑥中割りタイミングバー

 バーの上に並ぶ数字と▼の、各フレームのタイミングはドラッグで移動可能。


⑦自動中割りセットボタン

⑧選択したレイヤーに中割りを作成する

⑨カレントセルに中割りを作成する

⑩全てのセルに中割りを作成する




⑪タイミングプリセット

 中割りをどのタイミングで作成するかを選ぶことができます。

・Uniform (等間隔)
・Accelerate (加速)
・Decelerate (減速)
・Accelerate -> Decelerate (加速→減速)
・Decelerate -> Accelerate (減速→加速)


⑫作成ボタン(Generate)
⑬適用ボタン(Apply)



⑭クイックフリップ

 ボタンを押すと、簡易的に動きを確認することができます。




CACANi日本語自家マニュアル――セルシステム2

■フレームの種類







①キーフレーム
 下線があります。レイヤーに入っている数字はそのレイヤーに含まれる線の数。
 何も描かれていないと空白です。

②中割りフレーム(Tween 中割りを入れる=Inbetween)
 下線がありません。レイヤーに入っている数字はそのレイヤーに含まれる線の数。
 未作成だと空白です。

③フレームを右クリックで出るウィンドウからキーフレーム/中割りフレームの選択し直しなどの指示を出せます。



■フレームコントロールバー各ボタン



●一番左:セル追加ボタン





 セルやレイヤーを新しく作成して追加できます。

●左から二番目:セル削除ボタン

 セルやレイヤーを削除できます。


●右側の11個の各ボタン






①左にキーフレームを挿入

②右にキーフレームを挿入

③左に中割りフレームを挿入

④右に中割りフレームを挿入

⑤フレームを右に複製

⑥フレームを左に複製

⑦選択したフレームをクリアする

⑧選択したフレームをクリアする(全てのレイヤー)

⑨全ての中割りをクリアする

⑩選択したフレームを削除

⑪全ての中割りを削除