画力が無くても、根気が無くても、ちょっとやってみようと軽い気持ちでカラーアニメが作れます。
というわけで、ニシキアナゴで遊んでみることにしました。
ニシキアナゴなら、丸に、ちょっと曲線だけ、棒人間が描ければ誰にでも描けるはず^^
CACANiのインストールと起動については、各自でお願いします。トライアル無料期間もあるので、ちょっと遊ぶぐらいなら十分です。
CACANiのサイトは、
https://cacani.sg/
さて、起動すると、
たくさんのウインドウがでてきます。
全部説明するより、使う時に使うところだけってことで。
簡単に言うと、CACANiでは、キーフレームを2枚以上描く→間に中割フレームを作り、中割をする→キーフレームを一枚着色→自動彩色 これだけでカラーアニメができあがります。
まず、一枚目のキーフレームを描きましょう。
まず、描画に使うツールを選びます。
今回は、ブラシツールかカーブツールがおすすめです。
線の太さは、わかりやすいように太めにしましょう。黒い部分を左右にスライドするか、数字を指示して太さを変えます。
最も大事なのは、描き順です。うっかり余計な線を描かないようにも注意しましょう。
セルバンクで、絵を描くセルとレイヤーとフレームの状態がわかります。キーフレームになるレイヤーには下線が入ります。数字はそのレイヤーに何本の線があるかです。
横軸にフレームが並び、アニメーションの指示を出していくことになりますが、これはまたあとで。
絵を描くツールを選んだら、一枚目のキーフレームを描きます。
ニシキアナゴが地面から半分ぐらい出ているところですね^^
セルバンクのレイヤー1を見ましょう。キーフレームなので下線があり、線の数は9本でした。
次に、二枚目のキーフレームを描くことにします。
右下の、右にキーフレームを挿入というところをクリックすると、セルバンクに新しいフレームができます。
画面も、何も描かれていない状態になったかもしれません。
上部のライトテーブル、線方向表示がONになっていれば、さっきの絵が見えているはずです。
線に矢印がついているのが描き方のガイドになります。
矢印の方向に合わせて二枚目のキーフレームの線を描いていきます。
何か警告が出たら、[編集]-[取り消す]あるいは、[Ctrl]+[x]などで線をもどしましょう。
気をつけなければいけないのは、さっきよりも線が増えている点です。
さっきの絵に合わせて、さっきの絵で描いた分をそろえて描いて、さらに線を追加します。
次に、アニメーションの中割りを入れていきます。
[右に中割りフレームを挿入]、[左に中割りフレームを挿入]というボタンを使って、2つのキーフレームの間に中割フレームを入れます。
今回は10フレーム入れました。
タイミングというボタンを何度か押すと、タイミングパネルが出てきます。
今回はそのまま、[一定の速度]で、[生成]をクリックします。
とりあえず、アニメができあがりました。
動かしてみましょう。
上部のライトテーブルはOFFにしておきます。
[再生する]で動きだします。
\(^O^)/
いったんとめて、[次のフレームに移動する]で、自動生成された中割りの絵を順番に見ていくと…… あれ、線が足りません。
よく見ると、中割りフレームの中の線の数も9です。
二枚目のキーフレームだけが線の数11です。
つまり、対応する線がないとアニメーションできないのです。
そこで、一枚目のキーフレームにもどり、線を足します。
ぴったり同じ線を引くのは難しいので、コピー&ペーストを使いましょう。
線選択ツールでニシキアナゴの一番下の線を選択します。
[編集]-[コピー]([Ctrl]+[c])をしたあと、[編集]-[貼り付け]([Ctrl]+[v])を二回。
線が二本増えました。
もう一度、中割りを生成します。
これで動かしてみると、今度は線の数は合いました。
コマ送りしてみると、位置が少し変ですが、今回はこのままにします。
色をつけるために、下準備をします。
上のボタンから、[領域色の表示オプション]-[セルフ領域区別]を選びます。
ニシキアナゴの色が部分的に変わったかもしれませんし、変わらなかったかもしれません。これで色が付いている部分は隙間が閉じている場所になります。
左から、クリーンアップツールを選択します。
線と線のつなぎ目のあたりをドラッグして囲みます。
順番に囲んでいくと隙間が閉じられたり、はみ出ていた線が消えたりしていきます。
全ての隙間がクリーンアップされると、こんな感じに、ニシキアナゴの色が変わります。隣り合った色の部分が全て異なる色になったら完成です。
もう一方のキーフレームも、同じようにクリーンアップします。
クリーンアップが終わったら、もう一度、中割りフレームを生成しなおします。
念のため、コマ送りをしてすべてのコマでクリーンアップができているか確認します。もしできていないフレームがあったら、同じようにドラッグでクリーンアップして完成させます。
次に色を塗ります。
一番色がよく見える、二枚目のキーフレームを表示します。
上のボタンから、[領域色の表示オプション]-[領域色表示]を選びます。
左のツールから、単レイヤーペイントツールを選びます。
右上の[色彩]ボタンを何度か押すと、色彩パネル(カラーパネル)が出ます。
色彩パネルから色を選択し、好きに色を塗ります。
一枚塗り終わったら、色彩パネルの下の方の[後のフレームを自動カラー]をクリックします。
このとき、全てのセル、全てのフレーム、へチェックを入れておきましょう。
動かしてみましょう。
カラーアニメができあがりました\(^O^)/
多少はみだしていたりしても気にしない、気にしない。
こんな感じで、誰にでも簡単にカラフルなアニメが作れます。
ここで動きを変えられます。