「うごくイラスト」と「アニメーション」の2つの作り方があるようです。
まずは、こちらのほうがわかりやすそうなので、「うごくイラスト」つまり、うごく絵、動くイラストですね。
アップデートを入れて起動すると、新しい二種類のウィンドウ(パレット)が増えていました。
[タイムライン]パレットと[アニメーションセル]パレットです。
どちらも、他のパレット同様、好きな位置に移動できます。
動かす予定のないイラストを描くだけのときには邪魔なので、閉じてしまってもいいかもしれません。
うごく絵を作るには、まずキャンバスを「うごくイラスト」として設定します。
[ファイル]-[新規]で新規キャンバスを作成します。
このときに、下の方の「うごくイラストを作る」の左のボックスにチェックを入れます。
セルの枚数は、とりあえず8枚、1秒分ということにします。
新しくできた[タイムライン]パレットと[アニメーションセル]パレットを各部分が見えるように大きくしてみます。
今、最初は「1」というセルになっています。
イラストの時はレイヤーが並んでいた[レイヤー]パレットに、「アニメーションフォルダー」ができ、その下に1から8までの8つのセルができています。
どういうものなのか理解するために、まず「1」セルのときに出ているキャンバスに、とりあえず、数字の1を書きます。
次に、[レイヤー]パレットの、2と書いてあるセルにクリックで移動します。
[タイムライン]パレットと[アニメーションセル]パレットで、「2」のところに移動しています。
また、さっき書いたはずの数字の1がなくなっています。
ここでもし、オニオンスキンを有効にすると、さきほど1セルに書いた「1」が初期状態では、薄紫色になって出て来ます。
この2セルのキャンバスに数字の2を書きます。
次に、[レイヤー]パレットの、3と書いてあるセルにクリックで移動します。
[タイムライン]パレットと[アニメーションセル]パレットで、「3」のところに移動しています。
また、さっき書いた数字の1が消え、数字の2の色が変化しています。これは、オニオンスキンで、前のセルのキャンバスに描かれた絵だけが見えているためです。
3セルのキャンバスに数字の3を書きます。
同様にして、4セルに数字の4、5セルに数字の5と、8セルまで数字を入れます。
そして、[タイムライン]パレットの右向き三角[再生/停止]ボタンを押すと、数字が1から8まで次々に動きます。
[ファイル]→[アニメーション書き出し]→[ムービー]だとこんな感じになります。
この数字の1から8を絵にすれば「うごく絵」のできあがりです。
どうやら、3コマ送り(一秒8コマ)だけに対応しているようですね。
書き出しも、ムービーと連番画像書き出しだけのようです。
あくまでも作画ツール。動きは別でつけて下さい。
CLIP STUDIO ACTION で編集してくださいということなのでしょうか。