2020年4月29日水曜日

Zoomにキャラクターで参加する

 在宅ワークやバーチャル飲み会、読書会などなど、Zoomでミーティングをする機会も増えました。
 そこで、せっかく作ったキャラクターがZoomでも使えないか、試してみました。

  今回は、Live2D+FaceRig ではなく、キャラクターアニメーター(Adobe Character Animator)を使います。 今回説明するのは、Windows での方法になります。

 ■準備

  キャラクターアニメーター(Adobe Character Animator)と、Zoom がインストールされていて、正常に使える状態であることを前提にしています。

  キャラクターアニメーターで使うキャラクター(パペットと呼ばれています)を用意しておきます。

  今回は、自作のキャラクターを使いますが、最初からキャラクターアニメーターに準備されているキャラクターでもいいと思います。
  背景も、好きなものを準備して下さい。

 ■NDIツールの入手


 今回は、キャラクターアニメーターからの信号をライブでzoomに出すという方法を使います。  まず、NDIツールを手に入れます。

 NDI(ネットワーク・デバイス・インターフェイス)というのは、NewTek社によって開発された、ビデオを簡単にストリーム配信できるようにする規格だと思って下さい。

 NDIツールは、こちら(https://ndi.tv/tools/)で手に入ります。無料です。

  ページの下の方まで行くと、ダウンロードできるパネルがあります。


 ここから、Windows版のNDIツールを、ダウンロードして、インストールします。

 ■キャラクターアニメーターの設定



 キャラクターアニメーターから、ライブ出力でzoomにデータを出すので、まずは、キャラクターアニメーターから、NDIに出力するように設定を変更します。

 キャラクターアニメーターを開きます。

 上部メニューの[編集]から、[環境設定]を選びます。


 環境設定パネルが開くので、ライブ出力を選びます。

 

「Mercury Transmit を有効にする」にチェックを入れます。
 下の「ビデオデバイス」から「NDI output」を選び、[OK]をクリックします。

 これでキャラクターアニメーターからNDI出力されるようになりました。

■PCのNDI仮想入力をオンにする


 パソコンの左下にある検索窓に、「virtual」もしくは「virtual input」と入力します。①


「virtual input」をクリックします。②

 パソコンの左下、タスクバーに「NDI Virtual Input」というアイコンができます。


「NDI Virtual Input」アイコンを右クリックすると、使用可能なパソコンが表示されますので、キャラクターアニメーター(Adobe Character Animator)を使っているパソコン選び、「Adobe Character Animator」を選択します。





 これで、 パソコンのNDI仮想入力がオンになりました。

■Zoomで確認する 


 Zoomを起動します。

 確認のために、ミーティングを開始します。

 下のメニュー[ビデオの開始]の右の ^ から、入力を切り替えます。
 「NewTek NDI Video」を選びます。



「ビデオの開始」でビデオを出せば、キャラクターアニメーターで使っていたキャラクターがZoomに出力されます。
 しゃべってみると、動きもキャラクターアニメーターのときのままです。

 これで、 Zoomに好きなキャラクターで参加することができました。


 ◎キャラクターアニメーターを終了させて、下のメニュー[ビデオの開始]の右の ^ から、入力するカメラを切り替えて、Webカメラにもどせば、また自分の顔が映ります。