2019年2月8日金曜日

クリップスタジオペイントでアニメを作ろう・カメラワーク1 2Dカメラ機能の基本

 クリップスタジオペイント(CLIP STUDIO PAINT、クリスタ)ですが、2018年11月29日のバージョンアップから、アニメーション機能が大幅にアップデートされました。

 まず目立つのは、2Dアニメへの「演出」機能が追加されたことでしょう。 
 追加できる演出は、画像の移動、回転、拡大・縮小、不透明度の変更など。

 また、タイムラインに効果音、BGMなどのオーディオファイルも追加できるようになったり、先行プレビューとして、自動彩色機能、EX版のみですが、「東映アニメーション デジタルタイムシート」との連携機能も追加されています。

 レイヤー移動による演出機能もありますが、今回は、 2Dカメラによる演出の、簡単な使い方を紹介します。

■準備


 新規アニメーション(またはうごくイラスト)を作成し、アニメーションフォルダーを2つ、フォルダーの中にセルを用意し、絵を描きます。
 今回は、わかりやすいように片方は赤い星の絵、片方は青い星の絵にし、動きもつけてありません。

■ 2Dカメラフォルダーを作成する


 上部メニューの[アニメーション]から、[アニメーション用新規レイヤー]を選択します。


出てくるサブメニューから[2Dカメラフォルダー]をクリックします。


 [レイヤー]フォルダーや[タイムライン]パレットを確認すると、「カメラ1」という名前のフォルダーができています。これが、2Dカメラフォルダーです。
 2Dカメラフォルダーは、アニメーションフォルダーやセルの画像を変形せずに、アニメーションにカメラワークをつけるためのものです。

■カメラフォルダーの中に入れる


 カメラワークをつけたいアニメーションフォルダーやセル(レイヤー)をドラッグして、カメラフォルダーの中に入れます。



 アニメーションフォルダーの方に、カメラフォルダーを入れることはできません。


■操作ーオブジェクトを選択




①カメラを選択します。

②ツールバーから、[操作]を選択します。

③サブツールバーから、[オブジェクト]を選択します。
 [ツールプロパティ]がいろいろ出ますが、今回は、そのままにします。

④キャンバスの方には、移動や変形の時に使う四角い枠のツールが出ています。

■起点となるキーフレームの作成


 タイムラインの、起点となるフレームに移動します。

 タイムラインにある[キーフレームを追加]の脇の▼から、キーフレーム補間の種類を選択します。


 [キーフレームを追加]をクリックします。


 キーフレームが追加されました。
 キーフレームが設定された位置には、◆が表示されます。


■終点となるキーフレームの作成


 終点となるフレームの位置に移動します。


 枠を動かして、変形・回転などをつけます。


 枠を動かすと、カメラ移動後の位置が表示され、終点位置のキーフレームが作成されます。
 始点の位置との間に線も表示され、どのように動いたかがわかるようになっています。

[再生/停止]ボタンで動きを見てみましょう。

[ファイル]→[アニメーション書き出し]→[アニメーションGIF]で書き出すと、こんなアニメーションになります。



 ■カメラに写っている部分の確認


 2Dカメラフォルダーは、アニメーションフォルダーやセルの画像を変形せずに、アニメーションにカメラワークをつけるためのものですので、起点のキーフレームのときの枠の中が、起点のタイミングでカメラに写っている部分ということになります。

 また、終点のキーフレームの時の枠の中が、終点のタイミングでカメラに写っている部分ということになります。

 確認のために、青い星の描いてあるアニメーションフォルダーの方も、カメラフォルダの中に入れてみます。


 
  この状態で、[ファイル]→[アニメーション書き出し]→[アニメーションGIF]で書き出すと、こんなアニメーションになります。



 カメラフォルダーの中に入っているものだけにカメラワークがついているのがよくわかります。





2018年4月30日月曜日

iPad版のクリップスタジオペイントでアニメを作ろう14 iMovieで編集4、テーマ音楽、そして完成

■テーマ音楽を入れる


 音がないのもさみしいので、今回は、あらかじめ入っているテーマ音楽を入れましょう。もちろん、録音したり、自分で作った曲を入れることもできます。

 左上の設定マーク①をクリックします。

[プロジェクト設定]ウィンドウから[テーマ]の「明るい」を選択、テーマ曲を[ON]、黒からフェードインも[ON]にしてみます。
 設定が完了したら[プロジェクト設定]ウィンドウの外をタップすれば設定完了です。


 できあがったら、左上の[完了]をクリックします。


 タイトルを変えましょう。
 タイトル部分をクリックするとキーボードが出るので、新しいタイトルを入力します。


 さらに、下のメニューから[共有]を選んで設定すれば完成です。


 できあがりました。





iPad版のクリップスタジオペイントでアニメを作ろう13 iMovieで編集3 タイトルを入れる

■タイトルを入れます


 タイトルの後ろに流す部分をカットして作成します。長さが短いときは、下のメニューから[速度]を選んで[フリーズ]などで調整します。
 下のメニューから[T]タイトル を選びます。

 どのような位置に入れるかを選択します。
 今回は[標準]にしてみます。


 左上のプレビュー画面で「タイトルを入力」となっている部分をタップすると、キーボードが出ますので、タイトルを入力します。


 iPadでは、文字の色などは変更できないようです。
 白い文字ですと、背景になる部分の色によっては見えにくくなりますので、フィルタで少し見えやすくしましょう。タイトル部分用に黒っぽい背景などをつくっておいてもいいですね。

 フィルタをかけるには、フィルタをかけたいカットを選択して、下部メニューから[フィルタ]を選び、出てきたフィルタの中から選択します。



◎右上の[×]をクリックするとプレビュー画面が広くなります。









iPad版のクリップスタジオペイントでアニメを作ろう12 iMovieで編集2 ムービーのカット

■ムービーを分割(カット)する


 真ん中の白い線がカットしたい部分にくるようにします。
 編集タイムラインのムービーは、指でスライドすることで左右に動かすことができます。

 カットしたいムービーを選択すると、下に操作パネルが出ます。

 [分割]をクリックします。


 ムービーがカットされました。


 部分的に削除するには、削除したい部分を選択して、右下の[削除]をクリックします。

 削除されました。


 もう一度、右上で挿入したいムービーを選択し、ポップアップウィンドウから[+]を選んで追加すると、下の編集タイムラインに追加されます。


 つなぎ目の部分①をクリックします。

 下に編集メニューが出てきますので、[なし]にすると、重ね合わせたりせず、そのままムービーがつながります。

 もう一度、[分割]し、よけいになった部分を[削除]すれば、火の輪くぐりを二回繰り返すことができます。



 このほか、カットの切り替えのときに重ね合わせたり、スライド、ワイプ、フェードといった編集を加えることができますので、いろいろ試してみるといいでしょう。






iPad版のクリップスタジオペイントでアニメを作ろう11 iMovieで編集

■ムービーの編集-iMovieを起動する


 書き出しが終了したら、動画編集です。編集は、iPad版のCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)ではできません。

 編集に、今回は、最初からiPad に入っている iMovie を使います。

 紫の中に白い星、その真ん中にビデオの絵がついたアイコンのアプリです。




 タップして、iMovie を起動します。


  上部メニューで[プロジェクト]-[プロジェクトを作成]をクリックすると、[新規プロジェクト]ウィンドウが開きます。


[ムービー]を選択します。

 左側のメディアのところから[ビデオ]を選択すると、さきほど[ビデオ保存]したムービーが右側に出ますね。
 下にある[ムービーを作成]をクリックします。

 右の[メディア]から[ビデオ]を選択し、[すべて]か[最後に追加した項目]から、先ほどのムービーを選びます。
 黄色い枠で囲まれたら選択できています。

 選択した状態で、ポップアップウィンドウの[+]をクリックします。


 下の編集タイムラインにビデオが読み込まれました。①
 上にはプレビューが出ます。②


 再生ボタン③を押して、流して見てみましょう。

 再生ボタンを押すと、下に位置が示され、左上にムービーが再生されます。

 あっさりしすぎているようなので、火の輪くぐりの部分を二回繰り返すなど編集を入れて強調することにします。

◎使い方にはヘルプがありますので、わからなかったら上部メニューの[?]からヘルプを出しましょう。






iPad版のクリップスタジオペイントでアニメを作ろう10 ムービーの書き出し

 iPad版のCLIP STUDIO PAINT(クリスタ) を使って、数カット程度のアニメを作っている過程です。
 まずは数秒でいいので、とにかく完成させ、使い方、流れを覚えます。
 線画、彩色まで済んで仕上がったら、[再生/停止]ボタンを使って、流して確認します。
 違和感のあるところがなければ、書き出しましょう。

 上部メニューの[ファイル]-[アニメーション書き出し]から今回は[ムービー]を選びます。






 ひらいたウィンドウでファイル名をつけて[保存]をクリックします。


[ムービー書き出し設定]ウィンドウで、元々の設定のまま、幅1280 高さ720 フレームレート24 で設定し、[OK]をクリックします。


 ムービーファイルが書き出されました。


 このままだとiPad版のCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)アプリ内部でしか使えませんので、これを[共有]設定で他からも使えるようにします。

 今回は、左下、[ビデオを保存]します。








iPad版のクリップスタジオペイントでアニメを作ろう9 塗りつぶしツールによる簡単な彩色

 枚数がたくさんあって面倒。手早く彩色したい。線画はあるんだから、塗りつぶしでいいだろう。

 ……ちょっと待ってください。

 ざっくりとなら、それでいいのですが、塗りつぶしだけだと、線画のぎりぎりのところに、すきまができていませんか?



 これに対応する方法として、CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)には、領域拡縮という機能があります。
 ぬりつぶす範囲を線画の部分にまで広げれば、塗り残しがなくなるということです。
 線画と色を別のレイヤーにして、線画を色を塗るレイヤーの上に重ねるのは、この機能を利用するためです。

[塗りつぶしツール]の、[ツールプロパティ]で、[領域拡縮]の左にチェックを入れ、拡張範囲を数値で指定します。

 そして、[領域拡縮]の左にある[+]をクリックして[拡縮方法]を表示させ、一番右の[最も濃いピクセルまで拡張]をクリックして設定します。

[塗りつぶしツール]の、[ツールプロパティ]には、他にも[隣接ピクセルをたどる]とか[隙間閉じ][色の誤差]などの機能が付いているので、上手に利用しましょう。


 きれいに塗りつぶせるようになりました。