2015年10月25日日曜日

ニシキアナゴで遊ぶ(学ぶ)簡単カラーアニメの作り方

 自動中割りと、自動彩色があるアニメ作成ソフトCACANiなら、誰にでも楽しくアニメが作れます。
 画力が無くても、根気が無くても、ちょっとやってみようと軽い気持ちでカラーアニメが作れます。

 というわけで、ニシキアナゴで遊んでみることにしました。
 ニシキアナゴなら、丸に、ちょっと曲線だけ、棒人間が描ければ誰にでも描けるはず^^

 CACANiのインストールと起動については、各自でお願いします。トライアル無料期間もあるので、ちょっと遊ぶぐらいなら十分です。

 CACANiのサイトは、

https://cacani.sg/


 さて、起動すると、

 たくさんのウインドウがでてきます。



 全部説明するより、使う時に使うところだけってことで。

 簡単に言うと、CACANiでは、キーフレームを2枚以上描く→間に中割フレームを作り、中割をする→キーフレームを一枚着色→自動彩色 これだけでカラーアニメができあがります。

 まず、一枚目のキーフレームを描きましょう。


 まず、描画に使うツールを選びます。
 今回は、ブラシツールかカーブツールがおすすめです。
 線の太さは、わかりやすいように太めにしましょう。黒い部分を左右にスライドするか、数字を指示して太さを変えます。

 最も大事なのは、描き順です。うっかり余計な線を描かないようにも注意しましょう。

 セルバンクで、絵を描くセルとレイヤーとフレームの状態がわかります。キーフレームになるレイヤーには下線が入ります。数字はそのレイヤーに何本の線があるかです。

 横軸にフレームが並び、アニメーションの指示を出していくことになりますが、これはまたあとで。


 絵を描くツールを選んだら、一枚目のキーフレームを描きます。






 ニシキアナゴが地面から半分ぐらい出ているところですね^^

 セルバンクのレイヤー1を見ましょう。キーフレームなので下線があり、線の数は9本でした。

 次に、二枚目のキーフレームを描くことにします。

 右下の、右にキーフレームを挿入というところをクリックすると、セルバンクに新しいフレームができます。
 画面も、何も描かれていない状態になったかもしれません。





 上部のライトテーブル、線方向表示がONになっていれば、さっきの絵が見えているはずです。

 線に矢印がついているのが描き方のガイドになります。
 矢印の方向に合わせて二枚目のキーフレームの線を描いていきます。

 何か警告が出たら、[編集]-[取り消す]あるいは、[Ctrl]+[x]などで線をもどしましょう。


 気をつけなければいけないのは、さっきよりも線が増えている点です。

 さっきの絵に合わせて、さっきの絵で描いた分をそろえて描いて、さらに線を追加します。







 次に、アニメーションの中割りを入れていきます。

[右に中割りフレームを挿入]、[左に中割りフレームを挿入]というボタンを使って、2つのキーフレームの間に中割フレームを入れます。

 今回は10フレーム入れました。

 タイミングというボタンを何度か押すと、タイミングパネルが出てきます。

 今回はそのまま、[一定の速度]で、[生成]をクリックします。


 とりあえず、アニメができあがりました。
 動かしてみましょう。
 上部のライトテーブルはOFFにしておきます。

 [再生する]で動きだします。

 \(^O^)/

 いったんとめて、[次のフレームに移動する]で、自動生成された中割りの絵を順番に見ていくと…… あれ、線が足りません。

 よく見ると、中割りフレームの中の線の数も9です。
 二枚目のキーフレームだけが線の数11です。






 つまり、対応する線がないとアニメーションできないのです。

 そこで、一枚目のキーフレームにもどり、線を足します。


 ぴったり同じ線を引くのは難しいので、コピー&ペーストを使いましょう。

 線選択ツールでニシキアナゴの一番下の線を選択します。






[編集]-[コピー]([Ctrl]+[c])をしたあと、[編集]-[貼り付け]([Ctrl]+[v])を二回。

 線が二本増えました。











 もう一度、中割りを生成します。





 これで動かしてみると、今度は線の数は合いました。
 コマ送りしてみると、位置が少し変ですが、今回はこのままにします。

 色をつけるために、下準備をします。

 上のボタンから、[領域色の表示オプション]-[セルフ領域区別]を選びます。




ニシキアナゴの色が部分的に変わったかもしれませんし、変わらなかったかもしれません。これで色が付いている部分は隙間が閉じている場所になります。


 左から、クリーンアップツールを選択します。






 線と線のつなぎ目のあたりをドラッグして囲みます。






 順番に囲んでいくと隙間が閉じられたり、はみ出ていた線が消えたりしていきます。

 全ての隙間がクリーンアップされると、こんな感じに、ニシキアナゴの色が変わります。隣り合った色の部分が全て異なる色になったら完成です。






 もう一方のキーフレームも、同じようにクリーンアップします。





 クリーンアップが終わったら、もう一度、中割りフレームを生成しなおします。

 念のため、コマ送りをしてすべてのコマでクリーンアップができているか確認します。もしできていないフレームがあったら、同じようにドラッグでクリーンアップして完成させます。

 次に色を塗ります。

 一番色がよく見える、二枚目のキーフレームを表示します。

 上のボタンから、[領域色の表示オプション]-[領域色表示]を選びます。

 左のツールから、単レイヤーペイントツールを選びます。

 右上の[色彩]ボタンを何度か押すと、色彩パネル(カラーパネル)が出ます。






 色彩パネルから色を選択し、好きに色を塗ります。


 一枚塗り終わったら、色彩パネルの下の方の[後のフレームを自動カラー]をクリックします。
 このとき、全てのセル、全てのフレーム、へチェックを入れておきましょう。








 動かしてみましょう。

 カラーアニメができあがりました\(^O^)/


 多少はみだしていたりしても気にしない、気にしない。
 こんな感じで、誰にでも簡単にカラフルなアニメが作れます。


 ここで動きを変えられます。











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