CLIP STUDIO PAINTのアニメーションでは、タイムラインに指定されていないセルには何も描けません。このため、いきなり描こうとしても、点すら描けなくてとまどう可能性があります。
◆[タイムライン]パレット
自分が今、どこの位置にいるかを、必ず確認するようにしましょう。
◎[タイムライン]パレット
[タイムライン]パレットを確認します。
①赤い線が入っているのが、現在の位置です。
おおまかに、横に時間がとられていて、縦に束ねられた紙(レイヤー)が積み上げられているというイメージです。
②見にくいときは、虫眼鏡ボタンで拡大しましょう。
◆フォルダとセル
[レイヤー]パレットには最初、[アニメーションフォルダ1]その下に[1]というセルがあります。
◎フォルダやセルの名称は、名前の部分をダブルクリックして変更することができます。
最初の絵を[1]セルに描きます。
◎絵を描くためは、必ず、[タイムライン]で指定されているセルである必要があります。
絵が描けないときは、[タイムライン]パレットで指定されている番号のセルになっているかを確認しましょう。
◆セルの追加
アニメーションは、複数の絵を連続して見せることで動くように感じさせるため、複数枚の絵が必要です。
最初の絵の次は、二番目の絵を描きましょう。
そのためには、新しいセルが必要です。
まず、時間的に、どの位置にセルを置くかを、[タイムライン]パレットで指定します。
ここでは、1秒間に24コマという設定にしてありますので、1秒間に最大24枚の絵を見せることができます。
だだし、単純にするため、今回は、一枚の絵を3コマ分の長さ見せて次の絵に切りかえることにして、1秒間で8枚の絵を描くことにします。
[タイムライン]パレットの上の横に並んだ数字の[3]のところをクリックして、縦の赤い線を移動させます。
[新規アニメーションセルを追加]ボタン①をクリックすると、新しいセル[2]が②[タイムライン]にも、③[レイヤー]パレットにも追加されました。
セル[1]に描いた絵は見えなくなります。④
セル[2]に次の絵を描きたいのですが、1枚目の絵がどんな絵だったかわからないのでは、どの位置にどう描いていいかわかりません。
そこで、オニオンスキンを使います。
①[オニオンスキンを有効化]ボタンをクリックします。
→②1枚目の絵が、青い線で表示されます。
これを参考に、[2]セルに、二枚目の絵を描きます。
◆セルの追加で、連続して描いていく
同じようにして、[タイムライン]パレットの上の横に並んだ数字の[6]のところをクリックして、縦の赤い線を移動させます。
[新規アニメーションセルを追加]ボタンをクリックすると、新しいセル[3]が[タイムライン]にも[レイヤー]パレットにも追加されました。
セル[1][2]に描いた絵は青で表示されます。
セル[3]を描いたら、次は、[タイムライン]パレットの上の横に並んだ数字の[9]のところをクリックして、縦の赤い線を移動させます。
[新規アニメーションセルを追加]ボタンを押すと、新しいセル[4]が[タイムライン]にも[レイヤー]パレットにも追加されました。
セル[1][2][3]に描いた絵は青で表示されます。
セル[4]を描いたら、次は、[タイムライン]パレットの上の横に並んだ数字の[12]のところをクリックして、縦の赤い線を移動させます。
[新規アニメーションセルを追加]ボタンをクリックすると、新しいセル[5]が[タイムライン]にも[レイヤー]パレットにも追加されました。
セル[1][2][3][4]に描いた絵は青で表示されます。
セル[5]を描きます。
同じようにして、[タイムライン]パレットの上の横に並んだ数字の[15][18][21」にも、[新規アニメーションセルを追加]し、セル[6][7][8]を描きます。
以前のセルに描いた絵の青い色が、古いものほど色が薄くなっていますね。
[タイムライン]パレットの上の横に並んだ数字で位置を移動、[新規アニメーションセルを追加]し、どんどん描き続けます。
◆確認、書き出し
描いたアニメーションは、[タイムライン]パネルの[再生/停止]ボタン、[前のフレームへ][次のフレームへ]といったボタンを押すことで、確認することができます。
また、上部メニューの[ファイル]-[アニメーション書き出し]から、連番画像、アニメーションGIF、ムービーなどに書き出すことができます。
描いた絵を動かすのに成功しました! これで、基本の使い方は終了です。
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