今回は、 2Dカメラを連続して動かしてみます。
準備
■新規アニメーションファイルを作成する
今回は、作画サイズを上下倍にし、フレームレート24 再生時間120 フレーム数1始まり 5秒間のアニメを作るように設定して、新規ファイルを作成します。
■動かす絵を描く
今回は、3フレームに1枚、8枚で1秒になるように絵を描くことにします。
まず、フレーム1の1枚目のセルに、最初の絵を描きます。
次に、フレーム4に移動し、新規アニメーションセルを追加して、二枚目の絵を描きます。
オニオンスキン有効化しておくと前後のセルの絵を薄く表示できるので描きやすくなります
■セルの一括指定
今回は、4枚の絵の繰り返しで、1枚の絵を3フレーム使い、最後まで繰り返すことにします。繰り返しで、歩くように見える絵を描いたら、
[アニメーション]-[トラック編集]-[セルを一括指定]します。
最後まで繰り返す設定にすれば、最後まで同じ動きが繰り返されます。
→タイムラインに、繰り返す絵が、一気に指定できます。
再生して、動いているか確かめておきます。
問題なく動くようなら、色もつけておきます。
■背景を描く
別に、新規ラスターレイヤーを作成し、背景を描きます。レイヤー名は、「背景」としておくとわかりやすいです。
背景は、アニメーションフォルダーよりも下の方の位置にしておきます。
(今回は、カメラワーク機能の説明のため、まわりをとりまくように配置してあります)
準備はここまでです。
次は、準備した絵に、カメラワークをつけていきます。
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2Dカメラで連続したカメラワークをつける
■カメラフォルダーを作成する
[アニメーション]-[アニメ-ション用新規レイヤー]-[2Dカメラフォルダー]で、2Dカメラフォルダー(カメラ1)を作成します。
2Dカメラフォルダーは、アニメーションフォルダーやセルの画像を変形せずに、アニメーションにカメラワークをつけるためのものです。
■背景にカメラワークがつけられるようにする
2Dカメラフォルダー(カメラ1)の中に、背景を描いたレイヤーを入れます。
背景ですので、位置は、アニメーションフォルダーよりも下にしておきます。
■カメラワークをつける
◎移動開始のキーフレームを設定する
[タイムライン]パレットで、最初のフレームに移動します。
[ツール]から、[操作]を選ぶと、キャンバスに、拡大・縮小・回転ができるハンドルのついた青い枠が現れます。
ハンドルを使って、カメラを動かしはじめたい位置に、青い枠を移動させます。
移動させると、しぜんにキーフレームが追加されています。キーフレームが設定されている位置は、タイムラインに、紫の四角がつきます。
・キーフレームは、移動をはじめたい位置や移動を終了させたい位置を指定するものです。
・キーフレームは、自分で位置を決めて追加したり削除することができます。
◇キーフレームの補間方法には、いくつか種類がありますが、今回は「滑らか」にしておきます。
◎移動終了のキーフレームを設定する
[タイムライン]パレットでカメラの動きを止めたい位置のフレームに移動します。
キャンバスで、カメラを止めたいところまで、青い枠を移動させます。
移動させると、しぜんにキーフレームが追加されます。
さらに、カメラがどこからどこまで移動したかを示す、細い線が、2つの青い枠の間に引かれます。
◎さらにキーフレームを追加する
タイムラインで適当なフレームまで移動してから、カメラをさらに移動させ、キーフレームを追加していきます。
カメラは回転することもできます。
カメラの使い方次第で、かなり複雑な動きもつけることができます。
■完成、書き出し
直したいところがあれば直し、できあがったら、書き出します。
今回は、アニメーションGIFにしてみます。
このようなアニメができあがりました。
・背景の絵が描いてない部分までカメラに入っていると、その部分は白くなってしまうこともわかります。
最初に、どのぐらいの範囲までカメラに入るかをしっかり考えて、作画サイズを決める必要がありますね。
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