2015年7月19日日曜日

CACANi日本語自家マニュアル――彩色、書き出し1 カラーツール

■カラーツール

①クロスレイヤーペイントツール

 ストロークで閉じられた部分に色をつけることができます。
 ストロークが、複数のレイヤーにまたがっていても彩色することができます。
 クリックで着色、右クリックで色を消します。

◎クロスレイヤーペイントツールのプロパティ

①既存の色を置換する

 オンにしていると、既存の色を新しく上から塗った色で置換します。

②色選択ボックス

 カーソルを合わせると、クイックアクセスパレットが現れます。ポインタを動かして色を選択し、クリックすることで、彩色の色を選べます。
 また、ボックスをダブルクリックするとカラーピッカーウィンドウが表示されます。任意の色を選び、[OK]をクリックすることで、彩色の色を選べます。

(カラーパネルの一段目と二段目の8つのマスがクイックアクセスパレットです。ここには一段目に線の色を、二段目に彩色に使う色を登録しておき、簡単に使うことができるようになっています。色を登録するには、色を選択した後、[Alt]キーを押しながら登録したいマスをクリックします)


●セルフレイヤーペイントツール

 単一のレイヤー上の、ストロークで閉じられた部分に色をつけることができます。
 閉じられた部分を構成する全てのストロークが同じ一つのレイヤー上になければいけません。
 着色した色の情報が同じレイヤー上に保存されます。
 クリックで着色、右クリックで色を消します。

◎セルフレイヤーペイントツールのプロパティ

 セルフレイヤーペイントツールのプロパティは、クロスレイヤーペイントツールのプロパティと同様です。


●グラデーションツール


◎グラデーションツールのプロパティ


a グラデーションスライダーバー

 グラデーションマーカーを使って、グラデーションさせる色と度合いを選択します。
 色を選択し、バーの上の■をクリックすると、その色がグラデーションの色として選択されます。
 バーの下の▲を左右に移動することで、グラデーションの度合いを変更できます。

 グラデーションを着色する時は、目的の部分でカーソルをクリックし、変化させたい方向にドラッグした後、放します。


b 選択したグラデーションマーカーを消去する(Remove selected gradient marker)

c 線形グラデーション(Linear gradient)

d 放射グラデーション(Radial gradient)

e クロスレイヤー部分優先(Cross Layer Region First)

f セルフレイヤー部分優先(Self Layer Region First)


●カラーピッカーツール

 カンバス上のどこからでも、左クリックで色を選択することができます。

 メニューバーの[ツール]-[色参照ウインドー]で色参照ウインドーを開き、参照ファイルを読み込み、そこから色をピックアップすることもできます。

3 件のコメント:

  1. 日本語マニュアル、大変参考になります。

    質問なのですが、CACANiは色を塗った領域のみを画像として保存する機能は無いのでしょうか?

    線画と一緒になった状態ではなく、線を消して、色だけが残っている状態です。

    撮影する時のためのマスクとして、線なしで色のみを出力したいのですが中々できなくて・・・・・・。もし方法をご存知でしたら、教えていただけると助かります。

    返信削除
  2.  コメントありがとうございます。意味の取り違いがあったら失礼いたします。
     色だけで線のない画像を取り出したいのでしたら、色の外を囲む線を全て陰線にして陰線非表示にすれば、色だけが表示されるかと思います。

    返信削除
  3. cacaniを2018年の現在も使ってますか?

    返信削除