2015年7月8日水曜日

CACANi日本語自家マニュアル――描画2

 CACANi1.1で描画に使う、描画ツールの中の各ツールについてです。


■描画ツール

●ブラシツール

 カンバスの上に自由に線を描くことができます。
 筆圧感知機能あり。
(線幅は、ディスプレイプロパティバーの[線幅表示]がオンになっていないとわからないので注意)


◎ブラシツールのプロパティ



①サイズ 最大線幅を入力して指定できます。単位はピクセル。最大30.0ピクセル。

②最小幅 最小線幅を入力して指定できます。単位は%

③透明度 透明度を入力して指定できます。単位は%

④スムージング

 線をどの程度スムージングするか指定できます。数値が大きいほど線はスムーズになり、線に含まれる点の数が少なくなります。

⑤線色選択ボックス(Stroke Colour Selection Box)

 このボックスをダブルクリックするとカラーピッカーウィンドウが表示されます。任意の色を選び、[OK]をクリックすることで、線の色を選べます。

⑥ストロークレンダリングモード、色分解(カラーセパレーション)モードを選択できます。

a 普通線モード

  通常の線を引くことができます。
  通常の線は閉じた部分を作ることができます。

b 陰線モード

  裏側に隠れている部分などの、見えない線(陰線)を引くことができます。
  陰線は見えませんが、閉じた部分を作ることができます。
  陰線は、オレンジ色の線で描かれます。

c 通過線モード

  見えない線(通過線)を引くことができます。
  通過線は閉じた部分を作ることができません。
  通過線は紫色の線で描かれます。

d 色分解(カラーセパレーション)モード

  以下の6種類の色分解モードがあります。

  赤色トレスモード
  緑色トレスモード
  青色トレスモード
  シアン色トレスモード
  ピンク色トレスモード
  黄色トレスモード

 
⑦自動方向(Auto Direction) (実験機能)

  描かれたストロークの方向を予想します。
  予想できないとエラーとなる。
 (逆方向から線を描いてしまった時に自動修正してくれます)

⑧Invisible Gaps

  ストロークを描き終わった時、近くに他のストロークがあった場合、描いたストロークは拡張され、見えないセグメントで近くの他のストロークとつなげられます。


⑨Drawing Modes

 クリックし、下記の4つのドローイングモードから選択することができます。

  ・ノーマルドローイングモード(Normal Drawing Mode)

     通常のドローイングモード

  ・格子ドローイングモード(Grid Drawing Mode)

    垂直か真横の線だけが引けます。

  ・平行ドローイングモード(Parallel Drawing Mode)

    指定した角度の平行線だけを引くことができます。
    指定するときは、⑩[Edit Drawing Mode Parameters]をクリックし、カンバスをドラッグします。

  ・放射ドローイングモード(Radial Drawing Mode)

    回転中心から放射される線だけを引くことができます。
    回転中心は、⑩[Edit Drawing Mode Parameters]をクリックし、カンバスをクリックすることで指定しなおせます。
     

⑩ドローイングモード編集パラメータ(Edit Drawing Mode Parameters)


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